2月10日の花 コムラサキ

Callicarpa dichotoma
コムラサキ

クマツヅラ科ムラサキシキブ属
・開花時期:6月~7月
・日本、東アジア原産
・別名:コシキブ(小式部)
・花言葉:聡明、気品、知性

・コムラサキは、初夏に薄紫色の花を咲かせ、秋に垂れた枝に紫色の小球形の果実を多数付ける落葉低木。

・ 学名の Callicarpa(カリカルパ)は、ギリシャ語の 「callos(美しい)+ carpos(果実)」が語源。「美しい実」の意味。紫色のきれいな実をつける。開花時期には、根元に近い方から順次開花し先端に咲き向かう。それを追うように実をつけていくが、実は緑色から紫色に変わる。

・コムラサキの和名は小紫。ムラサキシキブ(紫式部)を小さくしたものなので、この名前になった。小さいが、実のつきかたがいいので、園芸店などではムラサキシキブより人気が高く、家庭の庭でムラサキシキブと呼ばれているものが、実際はコムラサキであることも多い。

・ムラサキシキブとの違いは、ムラサキシキブはやや大型(背が高い)で、実も大きめ。実は比較的バラバラにつける。花の柄の根元と葉の柄の根元がほぼ同じところについている。一方、コムラサキは、やや小型(背が低い)。実も小さめで、実は枝に沿ってかたまるようにつける。花の柄の根元と葉の柄の根元が少しずれたところにつく点である。コムラサキは、枝が弓状に枝垂れる姿が美しい。また、ムラサキシキブは山地の湿地や森林などに、古くから自生するが、コムラサキは園芸品種である。

・コムラサキの花期は6月~8月頃で、夏になると淡紫色(薄いピンク色)のとても小さな花を、房状(ふさじょう)に咲かせる。ただ、秋に実る紫色の実を主に鑑賞し、枝垂れ(しだれ)る姿が美しいため、自然の趣(おもむき)をいかした野性味がある庭によく植えられる。

・挿し木で増やすことができ、また、秋に成った実からタネを取り出し、植えて育てることも可能。