3月2日の花 アネモネ

アネモネ

キンポウゲ科アネモネ属
・開花時期:4月~5月
・原産地:地中海沿岸
・和名:ボタンイチゲ(牡丹一華)、ベニバナオキナグサ(紅花翁草)
・英名:Anemone、Windflower
・花言葉:「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」「見放された」
 赤いアネモネ「君を愛す」、白いアネモネ「真実」「期待」「希望」、紫のアネモネ「あなたを信じて待つ」

・鮮やかな赤や青紫の花びらが春の風に揺れる姿が美しいアネモネ。しかし、その美しい姿のわりには、悲しい意味の花言葉を持っている。それは、ギリシャ神話に由来するといわれている。

・美の女神アフロディーテ(ヴィーナス)と冥府の女王ペルセポネーは、美少年アドニスに恋をして取り合うようになる。ペルセポネーは、アフロディーテの愛人の軍神アレスに、「あなたを差し置いて、たかが人間に夢中になっていますよ」と告げ口をする。アレスはイノシシに化けて、アドニスを殺してしまう。アドニスの体から流れた血に、アネモネの花が咲いたという。このエピソードは、ヨーロッパでは広く知られており、ルーベンスはじめ、多くの画家が題材に取り上げている。なお、アドニス(adonis)はフクジュソウ属の学名である。

・アネモネははかない花で、風が吹くと花が咲き、二度目の風が吹くと花びらが落ちてしまうといわれている。アネモネの名は、ギリシャ語で「風の花」を意味する「アネモス」からきており、よって、英語では「ウインド・フラワー」と呼ばれる。

・ヨーロッパでは古くから人との関わりが深い花で、ヨーロッパ南部から地中海東部沿岸地域の原生地からは、十字軍や巡礼者によって各地へ伝播されたといわれている。アネモネの仲間は、北半球に約120種類の分布があるという。

・花の画家ブリューゲルはじめ、ルノワール、ゴッホなど、アネモネの花の静物画を描いた画家は多い。

・日本には明治の初期に渡来した。比較的寒さに強いので、古くから春の花として親しまれてきた。水はけと日当たりのよい場所に植え、多肥にならないようにすれば、何年も植えっぱなしで花が咲く。