3月4日の花 オオイヌノフグリ

オオイヌノフグリ

ゴマノハグサ科クワガタソウ属
・開花時期:3月~5月
・分布:日本全土
・原産地:ヨーロッパ
・英名:Veronica
・和名:大犬の陰嚢
・別名:星の瞳、瑠璃唐草、天人唐草
・花言葉:「信頼」「神聖」「清らか」「忠実」

・オオイヌノフグリは、早春に青い花を咲かせるヨーロッパ原産の帰化植物で、ヨーロッパからアジア、南北アメリカなど世界中に広く分布している。明治初期に日本へ渡ってきたとされ、その後急速に全国へと広まり、道端や畑の畦道などによく見られる一般的な野草の一つとなった。

・かわいらしい花の姿からは想像もできない名前が付いている。「フグリ」とは「陰嚢(睾丸)」のことであり、もともとは在来種の「イヌノフグリ」の実が犬の陰嚢に似ていることから、その名が付けられたものである。イヌノフグリよりも花が大きいため、オオイヌノフグリと名付けられた。オオイヌノフグリの実はイヌフグリの実とは異なり、ハート型をしており「フグリ」には似ていない。

・学名の「ベロニカ」は、キリスト教伝説に語られる聖女ベロニカにちなんでいる。

・伝説によれば、エルサレムの敬虔な女性であったベロニカは、十字架を背負ってゴルゴタの丘へと歩むキリストを憐れみ、額の汗を拭くように、身につけていたヴェールを差し出した。キリストはそのヴェールで汗を拭き、彼女へ返した。すると、ヴェールにキリストの「真の顔」が浮かび上がるという奇跡が起こった、という。

・ベロニカの花の色は、「真の青」を写しとったものといわれている。聖女ベロニカにちなんで、「忠実」などの花言葉を持つようになったといわれている。

・オオイヌノフグリには、「星の瞳」「瑠璃唐草」「天人唐草」という、花のイメージに合っている別名もある。なお、「瑠璃唐草」は花の姿がよく似ている「ネモフィラ」の別名と同じであるが、オオイヌノフグリの花が直径7~10mmであるのに対し、ネモフィラは2~3mmである。