3月6日の花 カタクリ

カタクリ

カタクリ

ユリ科カタクリ属
・開花時期:3月~5月
・分布:北海道、本州、四国、九州
・和名:片栗
・英名:Dogtooth violet
・花言葉:「初恋」「寂しさに耐える」

・春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす「春植物(スプリング・エフェラメル)」の代表的な植物である。雪解け直後に地上に顔を出して花を咲かせると、本格的な春がくるころには葉のみとなり、初夏には葉も黄色くなって枯れ、地中の球根のみとなって休眠に入り越冬する。地上に姿を見せるのは2~3か月ほどだけである。

・1960年代頃までは、東京近郊の山野にも多く自生し、花を見ることができた。

・カタクリといえば、鱗茎(りんけい。地下の細長い薄皮に包まれた球根)から良質のデンプンが取れるため、「片栗粉」の材料とされたが、現在市販されている片栗粉は、ジャガイモやトウモロコシのデンプンである。

・万葉集では、カタクリが「堅香子(かたかご)」として詠まれている。

 もののふの 八十乙女らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子の花(大伴家持)

・江戸末期に蝦夷地を探検し、その後「北海道(当初は北加伊道)という名前を考案した松浦武四郎は、著書で当時のアイヌ人の食用植物として「延胡索、黒百合、山慈姑、車百合、菱実」の5種を記している。そのうち「山慈姑」はカタクリのことである

・南魚沼市(新潟県)、佐野市(栃木県)、柏市(千葉県)、高岡市(富山県)、丹波市(兵庫県)、美作市(岡山県)など多くの市が、カタクリを市の花に制定している。

・人気漫画『ONE PIECE』に「シャーロット・カタクリ」という登場人物がいる。