3月1日の花 アセビ

アセビ

ツツジ科アセビ属
・開花時期:3月~5月
・分布:本州(山形県以西)、四国、九州
・和名:馬酔木
・別名:アシビ、アセボ、シシクワズ
・英名:Japanese andromeda
・花言葉:「犠牲」「献身」「二人で旅をしよう」「危険」

・山や草原のやや乾燥した土地に生える常緑低木。早春に穂になって咲く小さな白い花や、紅色の新芽、濃い緑色の葉が美しい。

・アセビの葉や茎には、有毒のアセトポキシンが含まれている。馬や牛が食べると毒にあたって酔っ払ったようにふらふらとした足取りになることから、漢字で馬酔木と書かれるようになったといわれている。

・日本では古くから親しまれている花で、万葉集には馬酔木を詠んだ歌が10首もある。

 磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど 見すべき君が 在りと言はなくに(大伯皇女)
 池水に 影さへ見えて 咲きにほふ 馬酔木の花を 袖に扱入れな(大伴家持)

・短歌雑誌の「馬酔木(あしび)」は、正岡子規の死後、その門下の機関誌として1903年に伊藤左千夫らが創刊、1908年に廃刊となり、伊藤は翌年、「アララギ」を創刊した。

・俳句雑誌「馬酔木(あしび)」は、1928年に「破魔弓」が改題されたもので、翌年には水原秋桜子が主宰となる。当時は高浜虚子らの「ホトトギス」派とも対立もあり、盛衰を重ねながら現在も続いている。

・日本原産のアセビは、近代になって西洋に持ち込まれ、花の形がヒメシャクナゲ(英名:andromeda)に似ていたことから、Japanese andromeda(日本のアンドロメダ)と呼ばれるようになったようである。 アンドロメダといえば星座や銀河の名前として知られているが、ギリシャ神話で、神の怒りによって海岸に鎖でつながれ、クジラの怪物に襲われそうになったとき、退治したメドゥーサの首を持ったペルセウスに救出される女性としても有名である。花言葉の「犠牲」「献身」は、この神話からきているといわれている。